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2011年01月30日(Sun)

漂砂のうたう

漂砂のうたう 木内昇さん
★★★☆☆:普通におもしろかった。

【あらすじ】
江戸から明治へと時代が移るなか、
遊郭で生きる人間たちの心の動きを描く。

【感想】
いやあ、暗かった。
でも、おもしろかった。

**(以下、ネタバレを含む場合があります。)**

直木賞と芥川賞が発表されましたね。
直木賞は、木内昇さんの「漂砂のうたう」,道尾秀介さんの「月と蟹」。
芥川賞は、朝吹真理子さんの「きことわ」,西村賢太さんの「苦役列車」。

せっかくなので、
自分の趣味に合いそうなのを一冊読んでみました。

時代は明治の初期。
御一新やら新政府やら自由民権運動やら、
激動の時代ってかんじの単語が出てくる。

素性を隠して転々とする定九郎は、もとは武家の次男坊。
家を飛び出した身で、生きる場所を定められないまま、燻っている。
郭の内の空気を蔑みがら、そこから離れられない。
そんな定九郎と周りの、濃い人間模様が描かれる。

どろどろってわけでもないけど、
なんかしら陰のある人物ばかりで、
笑い飛ばして生きる明るさ、みたいなもんが無いんです。
主人公の定九郎からして、ひねてるし。

そんな雰囲気にあって、
清廉な花魁とか、ひょうきんな噺家なんかは、
中和剤なんだろうと思うんですけど。

彼らにしても、
明るい表情をしているところが、
想像できないかんじのキャラクターで、
その存在に心温まるってわけでもなかったです。

といってもハッピーエンドではあるし、
それぞれの生き様が面白かったので、
話の雰囲気は好みの問題なのかな、って気もします。


posted by Yu-Ki | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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