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2011年01月15日(Sat)

わたしを離さないで

わたしを離さないで 著:カズオ・イシグロさん 訳:土屋政雄さん
★★★★★:また読みたい。

本は読んでるけど感想まで手が回らず、1月ぶりの更新です。
あけましておめでとうございます。

本年も、
しょーもないブログにお付き合いいただければ、
感謝感謝でございます。

【あらすじ】
長いこと介護人をしている31歳のキャシーは、
幼少期をヘールシャムで過ごした。

そこで暮らす生徒たちには
絵や詩といった創造的なものが奨励され、
卒業までを外と隔離された世界で過ごす。

ヘールシャムの生徒は特別で、
将来の使命に必要な知識も与えられる。

キャシーのしている介護人の仕事は、
使命の半ばにある仲間を多く見ることになる。
そして当時の友人ルークとトミーとの再会で、
彼女はヘールシャム時代を思い返すことになる。

【感想】
映画化されると知り、読んでみる。
はじめての作家さんでしたが、かなり良かった。

**(以下、ネタバレを含む場合があります。)**

海外の作品に結構みられるタイプの、
半分ほど読まないと話が見えてこないって小説でした。

堪え性がなくてこの手のものは苦手なんですが、
「提供」「いなくなる」「子どもができない」とくれば、
特別の意味も想像がついたからまだなんとか。

はじめは世間と隔絶した特殊な施設での、
複雑で繊細な人間関係が描かれます。

箱庭のような狭い世界の思い出と、
介護人という決められた役割をこなす現在を通して徐々に、
どうやら近未来小説らしいとわかってくる。

科学が前面に出てないので、
途中までは風変わりな学園もののよう。
それはそれで緻密な人間関係がおもしろいのだけど、
SFっぽくなさがひっくり返るところが、
それはもう面白かった。

自身も特別な存在であるキャシーの人生ストーリーに、
普通の人から見た近未来の社会像が加わることで、
一気に世界観が広がるようで快感でした。

じらされて最後に色々分かるタイプの話は好みじゃなかったけど、
これを読むと確かに、タメがあるから面白いんだと思えた。

ちなみに映画の出演者は、
キーラ・ナイトレイ、キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、ほか。
楽しみ。


posted by Yu-Ki | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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