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2010年06月16日(Wed)

球体の蛇

球体の蛇 道尾秀介さん
★★★☆☆

1992年秋。
17歳だった私・友彦は
両親の離婚により、隣の橋塚家に居候していた。
主人の乙太郎さんと娘のナオ。

奥さんと姉娘サヨは7年前、
キャンプ場の火事が原因で亡くなっていた。
どこか冷たくて強いサヨに私は小さい頃から憧れていた。

そして、彼女が死んだ本当の理由も、
誰にも言えずに胸に仕舞い込んだままでいる。
乙太郎さんの手伝いとして白蟻駆除に行った屋敷で、
私は死んだサヨによく似た女性に出会う。

彼女に強く惹かれた私は、
夜ごとその屋敷の床下に潜り込み、
老主人と彼女の情事を盗み聞きするようになるのだが…。

呑み込んだ嘘は、
一生吐き出すことは出来ない―。
青春のきらめきと痛み、
そして人生の光と陰をも浮き彫りにした、極上の物語。
(「BOOK」データベースより)


暗いし重い。
そのときの気分と合わなくて、
あまり楽しく読めませんでした。
*****

数冊しか読んでませんが、
作風が変わったみたいですね。
私はこっちの方が好きだな。

今までの「騙し」もたしかに面白かったけど、
それを特別期待しているわけではない状態で読んだときには、
情報が伏せられていたことをアンフェアに感じた覚えが。

アンフェアとまではいかなくても、
ストーリーだけを追っていくと、
伏せられてる情報が多すぎて分かりづらいというか。
あくまで2・3冊読んだだけの印象ですけど。

本作では、
「実はこうだったんです」
みたいな大きなどんでん返しは見当たらない(と思う)。

小さな出来事のひとつひとつがひっくり返って
最後は何が本当か分からなくなる流れは、
また違った面白さです。

事実が曖昧なのも、
ストーリーの一部としてすんなり飲み込めました。

ただ、暗いです。
狡さから吐いた嘘、気遣いからの嘘、
小さな嘘が重なって不幸の連鎖が止まらない話は、
読んでて気が重くなります。

気分が滅入ってきて
途中流し読みした部分があったので、
もしかしたら自分は真相が分かってないかもしれないです。
かといって、すぐに読み返す気分にはなれないけど。


posted by Yu-Ki | Comment(0) | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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新たな道尾作品
Excerpt: 小説「球体の蛇」を読みました。 著書は 道尾 秀介 今回のはミステリーとは また違う 人間ドラマの趣が強くて 恋、火事、過去が大きく関係していき・・・ 全編を通し 重く 哀しみが 読みごたえの..
Weblog: 笑う学生の生活
Tracked: 2010-12-16 18:08

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